先輩ママたちのTalk&Talk 第2回
小さいぶん、ふだんは見過ごしてしまいそうな成長を実感できる
育児の喜びはどんな時に感じますか? これからどのように子どもと向き合い、生きていきたいですか?
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ゆめさきママさん
皆さんがおっしゃっているように、小さく生まれた赤ちゃんのお母さんって、周りにあまりいないんですよね。だから、普通に生まれた子のお母さんと話していても疎外感を感じるし、子どもの発達のことは気にしないようにしているけど、どうしても気になってしまう。周りの人はいろいろ励ましてくれますが、自分の中で整理がつかず、葛藤がありました。そんな時に「スモールベイビー.com」のサイトに出会い、悩んだり不安に思っているのは私だけではないんだと励みになりました。サイトの企画を通して自分自身のエピソードをたくさんの方に知ってもらうことによって、他のお母さんの励みになることができたらいいなと思っています。
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あいさん
私は妊娠中の行動で後悔することがたくさんあって、自分を責めてしまいがちでした。でも、今日の座談会を通して皆さんの話ひとつひとつに共感できましたし、同じ立場の人が集まっていろいろ話し合うことで、すごく気持ちが楽になるということに気づきました。これからもこのような会で、お母さん同士でゆっくり語り合いたいです。
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曽我彩子さん
本当にそうですね。私自身は丈夫そのものの人間だったのに、生まれてきた赤ちゃんはたったの571g。でも2歳になった今も元気に生きています。そう考えると、出産って本当に奇跡だなと思います。これまでの経験を通して「知ることは大事」ということを痛感し、今では日々の育児のかたわら、子どもの病気やケガについて学べる講座を開催したり、小児医療の改善への働きかけなど行うNPOでも活動しています。自分自身も子育てを楽しみながら、「元気に生まれて元気に育つって素晴らしい」ということを伝えていきたいと思います。
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大塚明子さん
小さく生まれた赤ちゃんって不安や心配もつきないけれど、そのぶん、「おむつがぴったりフィットしてきたな〜」とか、普段だったら見過ごしそうな子どもの成長をより実感できると思います。子どもは今、保育園に通っていますが、見学の時から早産児であることをカミングアウト。周りのみんなも温かく見守ってくれています。ひとりでがんばろうと思わずにオープンにすれば、サポートしてくれる人に出会えることもあり、少しずつ前に進めるような気がします。
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司会
今日はみなさま、ありがとうございました。早産児ママたちが集まってお話することで、お互いに元気をもらえたり、情報交換ができてよかったです。これからもつながっていかれるといいですね。