RSウイルスを予防しよう!
RSウイルスなどの感染症から赤ちゃんを守るには、何よりも予防が肝心。
RSウイルスは、ウイルスがおもちゃなどに付着してから6時間程度は感染力を保つといわれています1)。
日ごろから外出の後や調理・食事の前、鼻をかんだ後などは石鹸でよく手を洗いましょう。
RSウイルスが流行する季節には、赤ちゃんを人ごみに連れて行かない配慮も必要です。RSウイルスは目や鼻、口の粘膜から感染します。
赤ちゃんは手近においてあるものを何でも口に入れたがりますから、家庭内にかぜをひいている人がいるときは、アルコールティッシュなどで赤ちゃんの周りのものをこまめに消毒しましょう。
また、かぜをひいている大人は、マスクをつけて唾液や鼻水が飛び散らないように気をつけることも大切です。
RSウイルスに感染すると、大人は軽いかぜですんでも、はじめて感染する赤ちゃんは高熱など重い症状が出ます。パパやママがかぜをひいたら、たとえ軽くても油断せずに、手洗いや消毒を徹底してください。
出典
1) Hall CB, et al.: J Infect Dis, 141, 1: 98-102 (1980)