早産児Q&A
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Q&A 発達編
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早産児はみんな障害のリスクがあるのでしょうか?
全員に障害が現れるとは限りませんが、ある程度の割合で障害が残ることがあるようです。
低出生体重児の発達の障害(神経学的障害)の頻度は、生まれたときの体重とお母さんのお腹の中にいた期間によって異なります。例として、2003〜2005年に生まれた極低出生体重児の3歳時の脳性麻痺の頻度を調査した結果、生まれた時に1000g未満だった子どもは10.9%、生まれた時に1000〜1500gだった子どもは6.4%にみられたとの報告があります1)。
出典
1)「低出生体重児保健指導マニュアル」 厚生労働省, 2012. -
生後1年たっても発達が追いつかないのですが?
目安として、出生体重が1500g以上の早産児は1歳頃まで、出生体重1250〜1500gの早産児は2歳頃までには、身長・体重、発達ともに正期産児に追いつく(キャッチアップする)ことが多いようです。あせらず見守っていきましょう。
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修正月齢に換算しても小さめで心配です。
ほとんどが6歳頃、遅くとも9歳頃までには身長・体重、発達ともに追いつくとされています。ただしその子なりのペースがあるので、心配な場合は検診時などに相談しましょう。
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生後減った体重が、なかなか元に戻りません。
早産児に限らず赤ちゃんは出生直後に体重が減少します。そのうちおっぱいの量が増えれば、体重は徐々に増加します。もし栄養が足りない場合は点滴などで補充してくれるので大丈夫ですよ。