早産児とは?

赤ちゃんは、通常、在胎37〜42週未満でママのお腹から出てきます。
これよりもお腹の中にいる期間が短いと「早産児」(在胎37週未満)、長いと「過期産児」(在胎42週以上)といいます1)
赤ちゃんの体は、ママのお腹の中に40週前後いることで外の世界に出てくる準備が整います。
そのため、在胎37週未満で産まれてきた赤ちゃんは、体の機能が未熟な場合があるのです。

  • 早産児

    在胎37週未満で産まれた赤ちゃん

  • 正期産児

    在胎37〜42週未満で産まれた赤ちゃん

  • 過期産児

    在胎42週以上で産まれた赤ちゃん

未熟児や低出生体重児との違いは?

「早産児」や「正期産児」などは赤ちゃんの在胎期間で分類したものですが、これとは別に、生まれたときの体重によって赤ちゃんを分類する方法もあります。
体重による分類方法では、出生体重が2500g未満を「低出生体重児」、1500g未満を「極低出生体重児」、1000g未満を「超低出生体重児」と呼びます1)
かつては、早産で生まれた赤ちゃんや低出生体重児をまとめて「未熟児」と呼んでいましたが、医療上の対応は早産児と低出生体重児で異なるため、現在は未熟児という用語は正式には使われなくなっています 2)

出典
1) 「低出生体重児保健指導マニュアル」 厚生労働省, 2012.
2) 「早産」 e-ヘルスネット, 厚生労働省 () [2020年2月6日確認]

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